20日目 若松屋別館→70番 本山寺→71番 弥谷寺→73番 出釈迦寺→捨身ケ嶽→72番 曼荼羅寺→74番 甲山寺→75番 善通寺→善通寺宿坊いろは会館

若松屋別館→70番 本山寺71番 弥谷寺73番 出釈迦寺捨身ケ嶽72番 曼荼羅寺74番 甲山寺75番 善通寺善通寺宿坊いろは会館
2012.11.20(火)晴れ

49,151歩 32.4km 

 5時15分起床
 6時朝食
 7時出発

 今日は、11日目と同じ数の6つの霊場を回る予定です 

70番札所 本山寺 

本山寺 仁王門(重要文化財:室町時代) 
 なんだか、ポツンと建っています 
本山寺 本堂(国宝:鎌倉時代)
本尊は馬頭観音で、88カ所の中で馬頭観音が本尊というのはここだけだそうです 
本山寺 五重塔
こちらは明治の建立です 

71番札所 弥谷寺

登り終えても、次から次へと新しい石段が現れてきます
弥谷寺 本堂
やっと着きました 
 結構きつい石段でした 
 HPによると、仁王門から540段あるそうです 
弥谷寺 獅子の岩屋 
弘法大師が子供のころ学問をした場所といわれている 
 大師堂の奥にあります 

 納経所も大師堂の中にあって、靴を脱がなければならないのでちょっと大変

 大師ラーメン
 善通寺市で開発され、大師にちなんで「ダイシモチ麦」という名前が付けられた麦を使った麺です 
 食物繊維とβグルカンが多く含まれているそうです (βグルカンというのは初めて聞いた名前です)

73番札所 出釈迦寺

 出釈迦寺 山門
73番から先に回ります 
出釈迦寺 本堂

捨身ケ嶽へ

  一時間半ぐらいで往復できそうなので、こちらにも行くことに 
弘法大師が7歳の時に、崖の上からわが身を投げ、それを天女が抱きとめたといういわれがある 

 「禅定」とは、「宗教的精神状況」「霊山で修業すること」等の意味があるようです 

捨身ケ嶽は急な山道の上にあります
出釈迦寺から約1.4km
 途中の坂は車道なのだけど、滅茶苦茶角度があって、スキーゲレンデの上級者コース並み 
 ブレーキを踏んで車を止めても、ずるずると滑り落ちるのではないのかなという感じ 自分の車で登る気にはなりません (車両通行止め規制がかかっているので、どちらにしても車ではいけませんけどね )
与謝野晶子歌碑
山道の途中に、歌碑や石灯籠が沢山あります 
 これは与謝野晶子が善通寺に来た時に詠んだ和歌

 「讃岐路は 浄土めきたり 秋の日の 五岳のおくに おつることさへ」と書かれています 
西行の歌碑もあります
 「筆の山に かき登りても 見つるかな 苔の下なる 岩の気色を」と書かれています 
 
 西行は、保元の乱の後讃岐に流され崩御した崇徳院の御陵(81番札所白峯寺)で院の御霊を慰めるとともに、弘法大師の遺跡巡礼のためこちらに寄ったようです 
 崇徳院といえば、落語の崇徳院の「瀬をはやみ・・・」がすぐ頭に浮かんできてしまいます 
捨身ケ嶽 山門
捨身ケ嶽 根本御堂
 後ろが弘法大師が飛び降りたという禅定
こちらが禅定
 これを登っていくのはちょっと躊躇します 
 登りませんでした・・・
捨身ケ嶽 鐘楼からの眺め(北側)

72番札所 曼荼羅寺

 曼荼羅寺 山門
73番から72番へ戻ります
曼荼羅寺 本堂

74番札所 甲山寺(こうやまじ)

甲山寺 山門
甲山寺 本堂
甲山寺 山門

犬塚
 弘法大師の義犬伝説があるらしい 
 ※伝説はつぎのとおり
  弘法大師が天竺から持ち出し厳禁の薬草を持ち出そうとしたところ、番犬がひどく吠えた 大師は盗んでいないといい通し、その犬は番人に叩かれて死んでしまった 
 かわいそうに思った弘法大師は犬の死骸を持ち帰り、長安で真言の秘法で生き返らせ、薬草と一緒に日本に帰国した 
 その後、死んだ犬を祀ったということです 

 ○ちょっと無理と矛盾のある話に見えるのですが、これだけの犬塚が建てられる(鎌倉時代)ということは、何かあったのでしょう 

 ※蛇足 ふと、クレジーキャッツの犬塚弘を思い出すのは、私だけでしょうか??

75番札所 善通寺 

善通寺 中門
弘法大師が生まれたお寺ということで、建物が一杯あります 
  観光客も、中国から来られている人も含めて沢山歩いていました 
善通寺 金堂
弘法大師にあやかって少しでも賢い子になればと、三人の孫にお守りを購入しました 
  ご利益はあるかな?
 ロウソクが立てられません
 金堂前ロウソク立ての掃除をされていました 
 毎日たくさんのロウソクが立てられるので、残った蝋を取り除くのも大変です 
 
 今日はあきらめて、明日の朝もう一度お参りすることにしましょう  
 善通寺 仁王門
こちらの先には、御影堂(大師堂)、宿坊いろは会館などがあります 

善通寺宿坊 いろは会館

今回の歩きで利用する宿の中で唯一の宿坊です  
  お風呂は温泉で大きな浴場、ゆったりと温まりました 
  洗濯と乾燥はどちらも無料です 二日連続で乾燥無料 

  ロビーに思いつめたような風情の女性が一人でいました その後、この方は88番札所と高松への電車の中と2回見かけたのですが、とても声をかけるという雰囲気ではなかったなあ 
いろは会館 客室
ここに泊まります 

いろは会館 夕食
 最大収容人数が200人というだけあって食堂も広いのですが、今日は6人での食事です 
 一泊二食5,800円にしては良い料理を出してくれます 
 お酒は食券を自動販売機で買ってからもらいます 日本酒をいただいたのですが、厨房の方がお燗がちょっとぬるかったといって熱い燗酒を半分注ぎ足してくれました ラッキー

 先ほどロビーにいた女性は食堂には来ていませんでした コンビニの袋を持っていたので、部屋で食べているのかな?

いろは会館は、ここです

宿泊情報
宿舎名料金洗濯等状況トイレ備考
善通寺宿坊
いろは会館
5,800円(1泊2食)
400円(ビール1本)
600円(日本酒1杯300円×2杯)
洗濯(無料)
乾燥(無料)
○洋式
○ウォシュレットあり
○お風呂は温泉
○食事が充実
○乾燥が無料
支払い経費(含む宿泊費等)
項目費用(円)備考
納経帳1,80070本山寺、71弥谷寺、73出釈迦寺、72曼荼羅寺
、74甲山寺、75善通寺
お賽銭60
昼食代550大師ラーメン
ローソク250
お土産1,500善通寺のお守り(500円×孫3人)
宿泊費等6,800善通寺宿坊 いろは会館(飲み物を含む)
合計10,960

Posted by walkingosamu