マドリードの道(後半)プエンテ・ドゥエロ(Puente Duero)→サアグン(Sahagún)

マドリードの道(後半)

プエンテ・ドゥエロ(Puente Duero)→シグニュエラ(Ciguñuela)カストロモンテ(Castromonte)タマリス・デ・カンポス(Tamariz de Campos)ビジャロン・デ・カンポス(Villalón de Campos)サンテルバス・デ・カンポス(Santervás de Campos)→メルガル・デ・アリバ(Melgar de Arriba)→(車で引き返し)サンテルバス・デ・カンポス(Santervás de Campos)サアグン(Sahagún)

プエンテ・ドゥエロ(Puente Duero)→シグニュエラ(Ciguñuela) 6/14(水) 

13.8km(累計 228.2km)  

マドリードの道10日目
 12日前にレバニエゴの道を歩くために一旦中断したPuente Dueroまで戻ってマドリードの道を歩きます。ValladolidからPuente Dueroまでのバスは時刻表より10分も早く来て、危うく乗り損なうところでした。Camino de Madridは相変わらず日陰の無い道が続きます。Ciguñuelaのアルベルゲの鍵はBarにあるということでしたが、このBarがなかなか見つからず町役場(閉庁日)を清掃している方に尋ねてやっと見つけました。

Puente Dueroのアルベルゲに戻ってきましたが、閉まっていてオスピタレイロさんもいませんでした
Puente Dueroの橋を渡って再出発
マドリードの道には沢山のウサギが出没しますが、動きが速すぎて写真にとらえられません(😭)
Valladolid県設置の道しるべは健在です
Simancasへ向かう直線の道が続きます。
デコボコの土の道は歩きにくいので、松林の中を歩きます
自転車レーンの広さに比べて歩行者レーンは古い
子供の団体が自転車でやってきました。パトカーが先導していたので、何かの行事なのでしょう
El puente medieval de Simancas
橋のたもとにあるオートキャンプ場の施設は素晴らしい!
シマンカスの街には急坂を登って行きます
街の上からピスエルガ川と橋
サルバドール教会
道路の下をくぐります
巡礼者のオブジェ
街を出るとこんな道がずーと続きます
Ciguñuelaのアルベルゲの受付と鍵を渡してくれたバル、表通りに面していないので見つけるのに苦労しました。結局、町役場(水曜日だけど閉庁)を清掃している方に尋ねてこの場所を教えてもらいました
Ciguñuelaのアルベルゲ
Albergue de peregrinos La Casa del Maestro
バルでは食事を提供していないということなので、食料品を村のお店で買いました
この村にも立派な教会があります
アルベルゲのベッドは2階にあって、1階は集会所のようになっています。フラメンコのレッスンが行われていました

シグニュエラ(Ciguñuela)→カストロモンテ(Castromonte) 6/15(木) 

24.2km(累計 252.4km)

マドリードの道11日目 

 Castromonteのアルベルゲに着くと、鍵は電話をかけて開けてもらうことになっていました。仕方ないので電話をするのですが、相手の方はスペイン語しか話せない🥲やりとりしている間にアルベルゲまで来てくれました😄
 アルベルゲの目の前にはおしゃれなプールバー・レストランがあってちゃんとした食事がとれました

アルベルゲを後にします
今日も巡礼者のモニュメント
風力発電の風車が見えてきました
左はポピー、右は麦
Wanbaのモサラビア教会
一面のポピー
Peñaflor de Hornijaのサンサルバドール教会
風車がどんどん増えてきます
astromonteの村は風車に占領されているよう
Castromonteのアルベルゲ
Albergue de peregrinos de Castromonte
鍵を開けてもらうように電話で連絡しました。英語が通じなくて苦労したのですが、すぐ鍵を開けに来てくれました。同じ建物の反対側にある薬局の方が鍵を管理しているようです
アルベルゲは快適。宿泊者は私一人だけ
洗濯機の使い方も教えてくれたので、今日の洗濯は楽でした
アルベルゲの向かいにあるプールカフェ・レストラン、お洒落です
写真入りのメニューで注文した、モッツレラチーズのサラダとタコ
おいしいですが、たかってくるハエが邪魔です
カフェ・レストランのBeatriz、彼女が一人で切り盛りしています
ハエが多いのは、近所に羊を沢山飼っているので仕方がないと言っていました

カストロモンテ(Castromonte)タマリス・デ・カンポス(Tamariz de Campos) 6/16(金)

29.0km(累計 281.4km)

マドリードの道12日目
 今日も風力発電の風車の中を歩き始め、Valverde de Camposでは教会の周りを清掃している方に写真を撮っていただきました。Medina de Riosecoからはカスティージャ運河に沿って並木道を歩きます。Tamariz de Camposのアルベルゲは、Barを経営している若いIvanが管理をしてくれています

預かっていたアルベルゲのドア鍵で外から鍵をかけた後、左上の小さな穴から中に落とします。
鍵を手放す瞬間、何か忘れ物をしていないのかいつも不安にとらわれます
朝日に照らされる風車の林の間を通っていきます。
ドン・キホーテは風車が多すぎて絶望的になるのでは?
大きい風車にはメンテナンス用の出入り口
Valverde de Camposが見えてきました
Valverde de Camposの教会前にある巡礼者像
こちらの方が写真を撮ってくれました
Medina de Riosecoのサンティアゴ教会
鍵がかかっていて中には入れませんでした
Medina de Riosecoの街、都会です
カスティージャ運河と倉庫
約9㎞運河に沿って歩きます
随分太くなった矢印
運河沿いにある倉庫の跡
運河を離れるとまた、日陰の無いまっすぐな道
バルのIvanがアルベルゲの管理者ということなので、バル(左側)に行ったのですが、鍵が閉まっていました
道を歩いていたおじさんが、この写真の右側の家の呼び鈴を押せというのでそのようにしたら、そこがIvanの自宅でした
左側がアルベルゲ
Albergue de peregrinos de Tamariz de Campos
Ivanが何を飲みたいと聞いてくれたので、セルベッサというと、バルでビールを入れてくれ、つまみにポテトチップもつけてくれました
一番左側は、ハエ取り殺虫剤です。「アルベルゲにハエがいるのでこれを使ってくれ、強力なので、薬をまいた後は5分間は部屋に入らないように」とのことなので、屋外でセルベッサを飲んでいます
夕食前にバルのテラスでセルベッサ
バルは町役場と同じ敷地内にあります
塩がまぶされている殻付き落花生がつまみ
夕食はまずサラダ
昼に何を食べたいか?聞いてくれ、サラダとテルネラをお願いしたので買い物に行って準備してくれていました
テルネラ
真ん中がIvanの奥さんとお子さん
彼女はポーランド出身でスペインに交換留学生で来たときにIvanと知り合ったようです。「赤ちゃんはこの町で一番若い」と言っていました。3ヶ月だそうです
Ivanファミリーが幸せに暮らせますように
右側の方はバルのお客さん
アルベルゲは教会の一角(左の角)に設置されています

タマリス・デ・カンポス(Tamariz de Campos)→ビジャロン・デ・カンポス(Villalón de Campos) 6/17) 

16.4km(累計 297.8km)

マドリードの道13日目
 今日は必需品のスマートフォンが途中でダウンしてしまい、再起動もかけられないという状態になりました。この日は土曜日で商店街はお休みで新しいスマホを入手することもできない。一時はスマホの無いカミーノも覚悟しましたが、約1時間後に復活。高温で機能を停止していたようです

 夕方にはアルベルゲ隣の教会でアカペラ合唱団のコンサートがあり、素晴らしいコーラスを聴かせていただきました。コンサートの後、打ち上げに誘われたのですが翌日も歩かないといけないのでお断りしました(残念(😭))

麦の収穫時期が近付いている
道の端に鉄道のレールが置かれている。
この道も廃線跡を活用したものなのだろうか?
この木を見ると、ここを鉄道が走ったとはちょっと思えないのだけど?
橋を見ると鉄橋があったような痕跡が・・・
Villalón de Camposに着きました
今日の宿
Albergue de peregrinos de Villalón de Campos
ドアにオスピタレイロのPacoに電話するようにとの張り紙があったので、電話するとチェックインは15時までできないということでした。
電話を切ると、突然スマホ画面が真っ暗になって再起動も出来ない!!
ウンともスンともいわないスマホ
再起動も出来ない!!
カメラのシャッターを押すと時々シャッター音が聞こえるけど画面は真っ暗のまま。電源ボタンを押しても反応なし!!!
Villalón de Camposは結構大きな街なのでスマホショップもありそうなのだけど、今日は土曜日で商店街はお休み。スマホの無いカミーノを覚悟しました。
この写真は、その間に撮れていた写真
慌ててもしょうがない。ということでレストランで食事をしていたら、スマホが復活
気温が高いので一時スマホが強制的に機能を止めていたようです。以前のスマホはまずカメラ機能が駄目になったので、その時点で電源を切ってしばらくしてから再起動をかければ問題は無かったので、今回のスマホXperia 5のように突然停止されると焦ります
オスピタレイロのPaco
ベッドルーム
宿泊者はここでも私一人でした
アカペラコーラスグループの方は、ここで着替えをされました
この教会でアカペラコンサートが開かれます
会場セッティング
メンバーの立ち位置確認の為にステージにたたされました
コンサートチケット
アルベルゲでメンバーの方と色々話したからか?無料でくださいました
会場は満員。素晴らしいコーラスでした
終了後メンバーはアルベルゲに帰ってきて着替え。打ち上げに誘われたのですが、翌日も朝から歩かないといけないので残念ながらお断りしました

ビジャロン・デ・カンポス(Villalón de Campos)→サンテルバス・デ・カンポス(Santervás de Campos)→メルガル・デ・アリバ(Melgar de Arriba)→(車で引き返し)サンテルバス・デ・カンポス(Santervás de Campos) 6/18() 

23.3km(累計 321.1km)

マドリードの道14日目
 この日は今回のカミーノで特別の日になりました。

 宿泊予定地のMelgar de Arribaに着いてもアルベルゲは営業していなく、他に宿泊施設が無いか尋ねに行ったバルで相談した結果、ひとつ前のSantervás de Camposまで戻ることとし、車で送ってくれることになりました。Santervás de Camposにはバルもレストランもないので、食事を作ってもらいワインやビールもお願いして料金を払おうとすると、何と「店のおごり」とのこと!なんていい人たちなんだ。バルの方たちはブルガリアからの移民でMelgar de Arribaという小さな町で頑張っておられる。家族がずっと幸せに暮らしていかれることを願わずにいられませんでした

 Santervás de Camposまで車で送ってもらうと、この町のアルベルゲはマドリードのカミーノ友の会が運営していて、会から派遣されたオスピタレイラ・オスピタレイロさんがしっかり巡礼者の世話をしてくれていました。またこの日は街のお祭りがあって1ユーロでパエリア食べ放題、バンド演奏と賑やかでした

朝7時に出発、朝日が昇ってきている
広い麦畑の中にただ一輪のひまわり
鳥が種を運んできたのだろうか?
Santervás de CamposのSan Gervasio y San Protasio教会
Santervás de Camposのアルベルゲ
この時点では、またここに戻ってくるとは思っていませんでした
Melgar de Arribaにはアルベルゲもレストラン・バルもあるとホームページに載っていたので、そちらに向かいます
地図を見ると、道が麦畑の中を通るようになっており、人が歩いた跡もあるのでそろーりと進みます
麦畑の先に黄色の矢印
このルートで正解のよう
カミーノ案内のホームページ(Gronze.com)では、Melgar de Arribaのアルベルゲは営業していることになっているが、行ってみると建物はあるもののアルベルゲの表示は無く誰もいない。近くの方に聞いたら「この町にはアルベルゲは無い。泊まる場所を探すのだとバルで聞いてみたら」と言われたのでバルに向かう
Puente Dueroのアルベルゲでもらった資料でも営業中になっている
右から息子さん、バルのおかみさん、娘さん、娘さんのボーイフレンド(英語が達者)。三人はブルガリアからの移民で、この小さな町でバルを経営している。みんなで色々相談にのってくれ、Santervás de Camposまで車で送ってくれることになった。その街にはバルもレストランもないので、食事を作ってもらうこととし、ワインやセルベッサ、パンも頼みました。料金を支払おうとすると、「店のおごり」とのこと。なんて優しい人達なんだ
こんなことは初めて😃感激です
車でSantervás de Camposのアルベルゲまで送ってもらいました。
このアルベルゲはマドリードカミーノ友の会の方がオスピタレイロとして派遣されており、巡礼者の面倒をしっかり見てくれていました
作ってもらったハムエッグなど、おいしくいただきました
町はこの日パエリア祭りで、€1でパエリア食べ放題
パエリアを分けてもらいます
パエリア出前カー
オスピタレイロさんや宿泊巡礼者と一緒にパエリアをいただきます
ビールは€1
リトアニア人の母娘(JurateとIeva)、二人はアメリカミルウォーキー州に在住中、Ievaは日本語を勉強しています
沢山のメロンを地元の方が配ってくれました。甘くておいしいです
回廊がある広場でみなさんパエリアを食べています
パエリアの後は、生バンドの演奏
演奏を楽しんでいます
この町のAna
バンドはプロで、町がギャラを払って来てもらっているというような話をしてくれました

サンテルバス・デ・カンポス(Santervás de Campos)→サアグン(Sahagún) 6/19(月) 

20.2km(累計 341.3km)

マドリードの道15日目(最終日:ゴール)
 マドリードの道のゴールでフランス人の道との合流地点でもあるSahgunまで歩きました。これでマドリードの道を完歩、翌日はマドリードまで電車で移動です

前日(6/18)と今日(6/19)の軌跡
メルガル・デ・アリバからサンテルバス・デ・カンポスへ引き返した後、サアグンに向かっています
この町はポンセ・デ・レオン(コロンブスのアメリカへの2回目の航海に同行)の出生地ということで中南米の国旗が飾られている
茎がやたら太くて草刈りが大変だな、と思っていたのだけど花が咲くとすごくきれい
遠くにサアグンの街が見えてきた
Sahagúnに到着
これでマドリードの道を完歩
サアグンの街には歴史的建築物が多い
今日の宿
Albergue de peregrinos Cluny
フランス人の道も通っているので宿泊者は多いです
近くのレストランでエンサラダ・ミクスタ
翌朝のサアグン駅
一番列車でマドリードに向かいます
この電車でMadrid-Principle Pioに着きました

この後はジュネーヴの道を歩きます

Posted by walkingosamu