ヴァディニエンセの道 ポテス(Potes)→マンシージャ・デ・ラス・ムラス(Mansilla de las Mulas)

ポテス(Potes)→エスピナマ(Espinama)→ポルティージャ・デ・ラ・レイナ(Portilla de la Reina)→リアニョ(Riaño)→バルドレ(Valdoré)→システィエルナ(Cistierna)→グラデフェス(Gradefes)→マンシージャ・デ・ラス・ムラス(Mansilla de las Mulas)
ポテスからサント・トリビオ・デ・リエバナ修道院までが厳密にはレバニエゴの道だと思いますが、この部分の距離は約2kmなので、ヴァディニエンセの道に含めて記述します。
修道院から先は巡礼者の数が一気に減りました。
ヴァディニエンセの道には標高2,000m超えの山々が連なるPicos de Europa「ヨーロッパの頂、峰々」があり、スペインの他の地域とまるで異なる風景が続きます。
峠を越えるとなだらかな下り坂が続き、その後はほとんど平らな道でフランス人の道との合流点のマンシージャ・デ・ラス・ムラス(Mansilla de las Mulas)へ向かいます。
ポテス(Potes)→エスピナマ(Espinama) 6/07(水)
22.6km (累計 84.7km レバニエゴの道を含む)
ヴァディニエンセの道1日目

人相の悪いカモ?



ここがレバニエゴのゴールなんでしょう
建物自体は新しいのかな?

聖年の間は修道院の「赦しの扉」が開くため、そこを通ると全免償が受けられる(聖年の恩寵)ということで多くの巡礼者が音連れる用ですが、オープンは10時からなのですが、現在は8時、先を急ぎます

(画像は修道院のHPから)


高いところが苦手な者にとって、スリル満点


滑り止めになっていてありがたい













岩山を登るわけでは無いのですが


Albergue Turístico Briz
庭には沢山のたくましそうな猫たちが




エスピナマ(Espinama)→ポルティージャ・デ・ラ・レイナ(Portilla de la Reina) 6/08(木)
25.1km (累計 109.8km レバニエゴの道を含む)
ヴァディニエンセの道2日目
今日は今年のカミーノの中で、高さと距離がある一番ハードな特別なステージ
Espinama(標高869m)→Valcavao峠(1,794m)→Portilla de la Reina(1,243m)、歩行距離25.1km、累計標高差2,139m
出発直後から雨が降り出し、レバニエゴの道と比べてすっかり標識が少なくなった道で迷わないように地図アプリで確認を繰り返し、標高が高くなると風も強くなる中を何とか標高差925mを登りました。
山の天気は変わりやすい、ということで峠に着いた頃には雨はやみ、視界が開けました😄
そこから見える風景は、これがスペイン?!と想像を超えたものでした。
ピコス・デ・エウロパ (ヨーロッパの頂、峰々)で、峠からはその姿が間近に見られます。苦労して登ってきた甲斐がありました👍
場所はレオンの北東約90kmになります。
ポルティージャ・デ・ラ・レイナの宿は木曜日から日曜日までしかやっていないので、この日に泊まるようにマドリードの道を一度中断してこの道を歩きました。ヴァディニエンセの道を歩いた後、マドリードの道に戻って歩きます。



ということは、雨がこちらに向かっている



雨風が強くて急な登り坂の間は、写真を撮る余裕もありませんでした







風が強いです😅(音が出ます)




そちらには降りません









ルート上では、14km表示のものから出てきました。
この道ではバイクが沢山走っていました。走行練習もしているようで、同じグループが行ったり来たりしているのも見かけました

Vadinienseの道は十分に整備が出来ていない所もあるようです


日本だと、しめ縄でも付けそう

Albergue de Portilla
ここは木曜日から日曜日までしか営業していません






ポルティージャ・デ・ラ・レイナ(Portilla de la Reina)→リアニョ(Riaño) 6/09(金)
20.0km (累計 129.8km レバニエゴの道を含む)
ヴァディニエンセの道3日目
ここからは、ほとんどアップダウンの無い道が続きます。
Portilla de Reinaのワンコが巡礼者を送ってくれたり、Riaño のホテルで勝手に部屋を変えられたりの三日目


アルベルゲでは圧倒的な存在感のニャンコの後ろで影が薄かったのですが、こんな素晴らしい事をしてくれるなんて

ここでアルベルゲから3kmほど来ています。カルロスが「もう帰ってもいいよ」と言うのですがなかなか帰りません




このあと、なんとか帰ってくれました。
事故に会いませんように








こういうのが欲しいです。マドリードの道にも!





ダムで出来た人造湖

わざと行ったのか?道を間違えたのか?



Hostal Restaurante Tanis(twin,バス付で予約したのに!)
専用バスルーム付きで予約していたのに、勝手にバスルームの無い部屋に変えられました!クレームを言っても、なんだかんだ言ってそのまま



€14



愛想は良いのですが

リアニョ(Riaño)→バルドレ(Valdoré) 6/10(土)
25.6km (累計 155.4km レバニエゴの道を含む)
ヴァディニエンセの道4日目
約800mの高架橋を10分かけて恐る恐る歩いたか?と思うとカミーノ体験で初めてのトンネル歩きとアトラクション豊富な四日目





「にっぽん縦断 こころ旅」の火野正平さんみたいにこの区間だけバスで、という訳にはいかないので覚悟を決めて歩きます






歩道があって、車道よりも50cmほど高くなっているので安心感があります


ダムの上を通る道路が出来る前はこちらを使っていたのでしょう

これだけのダムで大量の水を貯めることが出来ています



4日前にウクライナのダムがロシアの攻撃により決壊して下流に被害がでたニュースを思い出す














峠の門、涼しい風が吹き抜けています






田舎のレストランやバルの存在って、そこに住んでいる人にとってどんなものなのかな?ということを時々考えます。
お互いに必要としていて、それが長く続いている。こんな関係が日本でも実現できたら良いのにな

バルドレ(Valdoré)→システィエルナ(Cistierna) 6/11(日)
12.2km (累計 167.6km レバニエゴの道を含む)
ヴァディニエンセの道5日目
川沿いの穏やかな道を歩きます。途中廃墟となった巨大な炭鉱工業団地がありました。ゴールの町では日曜日ともあって、キリスト教関連のパレードも行われていました。













廃線となっていますが、ここが巡礼路ルート




今日もパレード
土日には何かやっています




Hostal El Cruce
受け付けのお母さんはまるで英語が通じませんでしたが、同時にチェックインするスペイン人男性が通訳してくれました


システィエルナ(Cistierna)→グラデフェス(Gradefes) 6/12(月)
23.9km (累計 191.5km レバニエゴの道を含む)
ヴァディニエンセの道6日目
ポプラの植林地を通り、ゴールには村のサイズに比べて壮大な(こんなのが多いですね)サンタ・マリア・デ・グラフェス修道院のロマネスク様式の教会がありました。

Cistierna の街までは列車が走っているようです

4つの輪がある、ダブル眼鏡橋






一番上のは作り物








地下に配管を埋めて、サイホンの原理で道路の反対側に水を通している





Albergue de peregrinos de Gradefes
町の旅行案内所で受付してもらいましたが、5€のところ10€札を出すと、お釣りが無いとのこと
宿は洗濯機もあって良さそうなんですが、あまり利用者がいないよう。この日も私一人、シャワールームのドアは完全に閉めたら中からは開けられないような状態でした



24km歩いた身からすると、1km位何てことはありません



カスティージャの文字が落書きで消された看板等をたくさん見ました

突然の嵐、雹も降ってきました
グラデフェス(Gradefes)→マンシージャ・デ・ラス・ムラス(Mansilla de las Mulas) 6/13(火)
25.8km (累計 217.3km レバニエゴの道を含む)
ヴァディニエンセの道7日目
カミーノ・フランセーズの合流点Mansilla de las Mulasまで行って、バスでバリャドリードに向かいます。 ゴール寸前で激しい雷雨に見舞われ、落雷を避けるため、高速道路の橋の下で30分ほど待機しました。雷は怖い


このあたりはポプラが多い




今日はMansilla de las Mulasへ行くので直進します

神主さん?
屋外常設卓球台



雷がバリバリ落ちていてとても歩き始めることができませんでした



バスステーションはこの先にありました。
予約したバスの時間より2時間早くバスターミナルに着いたので、ALSAのスマホアプリで2時間前のバスに変更してValladolidに向かいました。即変更出来た上に、運転手さんにも情報が届いていました。ALSA素晴らしい!
Valladolidから中断したマドリードの道の後半を歩きます。
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