ベロラード(カスティーリャ・イ・レオン州)→ブルゴス→レオン
Belorado → Ages → Burgos → Hornillos del Camino → Castrojeriz → Fromista → Carrión de los Condes → Terradillos de los Templarios → Bercianos del Real Camino → Mansilla de las Mulas → Leon
Belorado(ベロラード)→ Ages(アヘス)6/12(木)
今日の距離 27.7km(累計 264.1km)
今日の歩数 42,312歩(累計 473,083歩)

ここでも雪が残っている山を見ることができます
この前見えた山とは違ってこれは、San Milan山(2,132m)のようです

私は、多分カミーノを歩いている人の中で、歩くスピードが一番遅いグループに属している
他の人はたくましい足運びで、サッサッと歩いていきます ほとんど2倍じゃないかと思うようなスピードで歩く人もいるし、競歩の練習をしているのでは?という人もいます
1日で自分が抜く人の数は0~1人、抜かれる人の数は無数、という状況です
皆さんリュックサックを担いでいても、速い速い!
世界で戦う日本のアスリート達も大変だなと再認識
手をつないでチンタラ歩いている前のお二人さんにも、離されていきます

五月蝿い(ウルサイ)小蝿達にまとわりつかれる二時間
山の上のなだらかな広い道が続きます 多分防火帯の意味もあってこの広さにしているのだと思います
自分にまとわりつく小蝿の影が、地面の自分の影の回りに見えるのは、始めての経験です
それはそれはしつこく、多数の小蝿がまとわりつきます
最初は何か分からなかったのですが、そのうちの一匹が袖に止まったときに、バシッ!
小蝿(大きさ的には中蝿)だと分かりました
飛んでいるだけなら良いのですが、口や鼻や耳に入ってこようとするし(眼はサングラスで防御)
体に止まろうとする 何のためにするのだろうか?
追い払うのに体力まで消耗するよう
五月蝿いという言葉は、旧暦の5月(新暦の6月)に日本で使われる表現だけど、スペインでも当てはまりそう
リュックサックを車で運んでもらう方法
この車が次の宿までリュックサックを運んでくれます(20kmの距離でリュック1つが€7)
荷物無しで軽々と歩いている人も、時々見かけますがこれを利用しているようです
背中にリュックサックという姿も大事なのかなと思いますが ?

Agesの今日のアルベルゲ El Pajar €9
別棟に€5のベッドもありました
Ages(アヘス) → Burgos(ブルゴス) 6/13(金)
今日の距離 23.9km(累計 288.0km)
今日の歩数 40,164歩(累計 53,264歩)

今日のアルベルゲ到着
Albergue de peregrinos Casa del Cubo y de los Lerma
内部は非常に近代的です
Burgos(ブルゴス)→ Hornillos del Camino(オルニージョス・デル・カミーノ)6/14(土)
今日の距離 20.0km(累計 308.0km)
今日の歩数 34,724歩(累計 547,971歩)

アルベルゲはまだ開いていません
Albergue de peregrinos de Hornillos del Camino
受付開始は12時30分 巡礼者はリュックサックを並べて待っています
Hornillos del Camino(オルニージョス・デル・カミーノ)→ Castrojeriz(カストロヘリス)6/15(日)
今日の距離 20.3km(累計 328.3km)
今日の歩数 35,099歩(累計 583,070歩)
アッ大事な五本指ソックスが!!!
アルベルゲを出発して相当な距離を歩いた後、ソックスを忘れたことに気がついた!
あの大事なNo blister(マメが出来ない)ソックス 他の巡礼者から珍しがられていたソックス
昨日洗濯したのだけど、乾いてなかったのでベッドの枠にぶら下げて置いたやつ ベッドの上の人の登り降りに邪魔にならないように、端っこにぶら下げたやつ
今日出発の時に、ベッドの上と下はライトで確認したのだけど枠の確認が漏れていた 忘れたのは新しく買った二足のうちの一足
残った一足と前から履いていた一足(これは穴があきかけている) この二足でやっていくしかない
[教訓]荷物は一ヶ所にまとめるべし
バルのテラスでフランス人四人と新しく知り合いに
夕食のレストランを決めておこうと町を歩いていると、Camilleと再会 同席の四人を紹介してもらう
全員フランス人で、アンドレーとその姪のジュリー、ジェラルドと奥さんのエリザベス この四人とはこの後もしょっちゅう出会います
宮崎駿はフランスでもメジャー
皆さん「となりのトトロ」が好きで、「もののけ姫」も「千と千尋」も良くご存じでした 小津安二郎も知っていてくれました
ジュリーは闘牛に反対?
アンドレーとジュリーそしてCamilleと入ったレストランのTVで闘牛をやっていた
ジュリーが一所懸命話してくれるのだけど、よく分からない どうも雰囲気からして闘牛は良くない ということを言っているよだ 中々難しい問題だな
ジュリーは一所懸命英語で話をしてくれる
彼女の自国語はフランス語、英語のよく分からない私に、使いなれない英語で一所懸命話をしてくれる アンドレーおばさんと私の通訳もCamilleと一緒にしてくれている
時々息切れして深呼吸をしている状態 申し訳ないけど、ありがたい
日本のTV局クルーに出会う
食事を終えて出ようとすると、日本人らしき3人が食事中 テーブルの上には大きなTVカメラ
日本の方ですか?と聞くと、三重TVの人で熊野古道と同じように世界遺産になっているカミーノのパンプローナからフィニステーレまで取材に来ているとのこと(移動は車で)
3人のなかの問屋正勝さんとおっしゃる方がコーディネーターをされているのだろう
BSフジで10月頃放送ということらしい 楽しみです
(追申)問屋さんとは、1か月後にフィステーラで再会し、さらに4年後に銀の道で奇跡的に再会しました🤩🤩🤩
Castrojeriz(カストロヘリス)→ Fromista(フロミスタ)6/16(月)
今日の距離 24.7km(累計 353.0km)
今日の歩数 42,709歩(累計 625,779歩)

今日のアルベルゲ
Albergue Estrella del Camino (€8)
清潔なアルベルゲでした
変な日本人おばさんに出会ってしまった
このコウノトリの巣があったのはサン・ペドロ教会
夕食のレストランを物色していたときに、この教会の前のテラスレストランに一人でいた日本人おばさんが
「この辺りにはMenu del Diaを出すレストランは無いわよ」
「私はMenu del Diaは嫌いなの 決まったものの中からしか選べないから!」
と、のたまった
「何言ってやんだい こちとら、そのメヌー何とかというやつを2週間以上食べ続けているんだい てやんでぃ!昨日の町でも食べたばっかだし、この町にもあるのを知らねえのかい!」
と何弁か分からない言葉で心の中で言って、口では「あぁそうですか」とさりげなく
このおばさんは、ここでホットドッグを夕食にとテイクアウトしていました
何者?
サン・マルティン教会そばのレストランでMenu del Dia
Camilleと一緒に夕食をとりました TVではW杯のドイツ戦放映中、ドイツ人達はまずTV観戦です
メインは鱒 Camilleと話が弾みました しかし拙い英語によく付き合ってくれてありがたい
Fromista(フロミスタ)→ Carrión de los Condes(カリオン・デ・ロス・コンデス)6/17(火)
今日の距離 20.5km(累計 373.5km)
今日の歩数 24,944歩(累計 650,723歩)

桂枝雀の落語で、トリップ状態
この辺りはルートが平行して二つあり、このルートは歩いている人も、自転車も少ない
そこで、長い落語でもと枝雀の「地獄八景亡者戯(75分)」を聞きながら歩いた
周りには誰もいないし、見えるのは林と畑と川
聞いているうちに、ここはスペインやら日本やら?
はたまた地獄か極楽か現世か?段々分からなくなってきたので、途中で聞くのを止めました

今日のアルベルゲ
Albergue Parroquial de Santa Maria
隣接するSanta Maria教会の運営、2食付きで何と€5
到着すると、シスターが甘い水をふるまってくれました
午後の時間に記念写真
上が大変お世話になっているCamille
下がブラジル生まれで今はフランス在住のCarol、ガーナに子供達の家を造るのが夢だそうです 彼女は1日40km歩くという健脚なので、二度と会うことはありませんでした 彼女からはイパネマの娘の本場ポルトガル語バージョンをアカペラで気持ちよく聞かせてもらいました
洗濯機使用料を3人でシェア
洗濯機の使用料3€を、私を含めて3人で1€ずつ出しあい洗濯してもらいました どこかの国の「お父さんの服と洗濯機で一緒に洗わないで!」なんて言っている女の子達に聞かせたい
突然の指名で「こきりこ節」を歌うことに!
後半には、巡礼者の内の希望者が自分の好きな歌を歌っていたのだけど、シスターが突然日本の歌を聞かせてくださいと・・・
「聞いてないよ」と言ったところで、にっちもさっちもいかない状況
仕方がないのでこの雰囲気に合うかな?と「こきりこ節」を歌う
歌い始めてすぐに「ヤバイ!歌詞がよく分からない」ということに気がついたけど、途中で止めるわけにはいきません
まあ、歌詞は皆も知らないことだから と雰囲気で歌詞をつけて歌い終わりました
冷や汗もの!!
地図を持たない日本人巡礼者
巡礼者の日本人に初めて会いました 若い彼は先入観を持たずに歩きたい、ということで地図もガイドブックも持っていない!
道を間違えることもあるそうですが、「違うよ!」と声をかけてくれる人がいたりして、結構どうにかなっているそうです スペイン語も出来るようですし
帰りの航空券の日付が決まっていて、サンティアゴ・デ・コンポスーラまで到達する日数の余裕は無いのですが、気が向けば飛行機をキャンセルしてサンティアゴまで行きたいと言っていました
その後どうしたのかな?
夜はCarolの叫び声がいつまでも
この日のW杯はブラジル・メキシコ戦 Carolはスマホで中継をずっと見ていました 彼女がいるのは1階、我々が寝ているのは2階 でも彼女の声はいつまでも部屋まで聞こえていました
翌朝、結果はどうだった?と聞くと、疲れた顔で「0-0」と・・・
Carrión de los Condes(カリオン・デ・ロス・コンデス)→ Terradillos de los Templarios(テラディリョス・デ・ロス・テンプラリオス)6/18(水)
今日の距離 26.2km(累計 399.7km)
今日の歩数 37,757歩(累計 688,480歩)

インラインスケートで巡礼?
道路をインラインスケートとストックで走っていく人がいました
巡礼なのか?クロスカントリーのトレーニングなのか?
巡礼だとすると、この人は統計上「歩いての巡礼」「自転車の巡礼」どちらにカウントされるのか?疑問が膨らみます

今日のアルベルゲ
Jacques de Molay(€8)
一段ベッドだと€10です 二段ベッドの下段にしました
ここのベッドは高さがあって、下段のベッドに腰かけても上のベッドに頭が当たりません 今までのアルベルゲのベッドは、注意せずに腰かけて後頭部を打ってしまうことが何度かありました
上の写真はアルベルゲの入口(翌朝出発時))
下は洗濯物を干しているところです シャワー後洗濯してその日の内に乾かさないといけないので、ここまでが忙しいのです その後はジックリ時間があります
Terradillos de los Templarios(テラディリョス・デ・ロス・テンプラリオス)→ Bercianos del Real Camino(ベルシアノス・デル・レアル・カミーノ)6/19(木)
今日の距離 26.2km(累計 399.7km)
今日の歩数 37,757歩(累計 688,480歩)
11時半に着いたのですが、受け付けは13時半 その間、町のバルでカーニャと生ハムボカディージョの昼食をとりながら時間待ち
それでも時間があるので、孫へ出す絵手紙を描いていたら受け付け開始
外から見ると分かりませんが、シャワーやトイレ回りはしっかりとしたものでした
夕食前の感謝の言葉を読むことに!
ここのアルベルゲは2食付きです 夕食は巡礼者の中で出来る人が手伝って作ります
準備が整ったところで皆が席につき、感謝の言葉を各国語で読むことに なんとその中に日本語バージョンがあり、ご指名がかかってしまった 皆も日本語はあまり聞いたことが無いだろうから、聞かせてあげましょう
夕食タイムは盛りだくさん
メインはレンズ豆のスープ 勿論ワインもあります デザートには美味しいスイカ
食後には若い巡礼者の生演奏 その後皆でサンセットを見るために外へ ただ、曇っていて太陽そのものは見れませんでした
気配りでトイレの水は流さない
ここでは、夜中のトイレに行っても水は流していませんでした
大きな音がベッドまで聞こえるので、睡眠の妨げになってはいけないと水を流していないようです
Bercianos(ベルシアノス)→ Mansilla de las Mulas(マンシージャ・デ・ラス・ムラス)6/20(金)
今日の距離 26.8km(累計 450.0km)
今日の歩数 43,124歩(累計 767,806歩)

今日のアルベルゲ
Albergue de Peregrinos(€5)
ダニ情報あり
このアルベルゲで一緒になった日本人のマミーさんが昨日泊まったEl Burgo RaneroのDomenico Laffiというアルベルゲで、酷いダニ被害に会っていました
そのアルベルゲは、日本に居るときに仕入れた情報でもダニが出るということだったので、まだ改善されていないようです 要注意
困ったおばさん 韓国編
アルベルゲに帰ってそろそろ寝仕度とベッドに入ると、同室の韓国人のおばさんが凄い臭いの殺虫剤を自分のベッドに撒いて、自分は部屋の外に出てしまった
「あんさん!何してはりまんねん!凄い臭いを振り撒いて、あんさんだけ逃げはるのでっか!!わては、誰もいないときに無臭の殺虫剤を撒いておます 何を考えてはるのでっか!」
とまたもや、どこの言葉か分からない台詞を心の中で言って、咳き込みながら部屋から脱出したのです(T_T)
Mansilla(マンシージャ)→ Leon(レオン)6/21(土)
今日の距離 20.0km(累計 470.0km)
今日の歩数 40508歩(累計 808,314歩)
落とし物・忘れ物の扱いに悩みます
Mansillaから出る橋です 幅が狭いので片側交互通行になっています
この橋の上に靴の片方が落ちていました
今まで落とし物を拾って、途中のバルで落とし主を探したり、見つけやすいようにずっと手にぶら下げて歩いたりしたけど、持ち主が現れずそのままアルベルゲまで持っていったのが二回ありました
他の巡礼者を見ていると、何もせず落とし物をそのままにしています 今回は靴をそのままにしておいてみました
しばらく歩いていくと、向こうから女性が歩いてきます 振り返ってリュックを見るとさっき橋の上にあったのと同じ靴が片方だけぶら下がっていました
拾ってあげていたらな と思いながら後ろを見ていたのですが、後から続いてくる他の巡礼者達も靴を拾ってあげてはいませんでした 彼女はどんどん後戻りをしていました

Leonのアルベルゲを見つけられず行き過ぎてしまいました
今日のアルベルゲ
Albergue del convento de las carbajalas
(旧称Monasterio de Benedictinas)(€5)です
アルベルゲに入る道を見過ごして大聖堂まで行ってしまい、近くの店の女の子に地図を見せながら場所を教えてもらってやっとたどりつけました
受付が始まったばかりで、相当の行列です
外国の空港でのチェックインカウンターでもいつも思うのですが、外国人の受付はなんでそんなに時間がかかるのでしょうかね?我々日本人の受付所要時間は短いですよ!

夕方はサン・イシドロ教会で祝福を受けました
サン・イシドロ教会のミサに出席したのですが、ミサが終わった後仲間のうち一人が話をしてくれ、ここにいた巡礼者5人を神父さんが祝福してくれました
私のために英語に通訳
私以外の4人はフランス語圏の人、神父さんはスペイン語で話し、それを教会の人?がフランス語と私のために英語に訳してくれます
英語に訳して貰ってもなかなか分からないので申し訳ないと思っていたのですが、フランス語を訳して次に英語に訳するときに神父さんがどんどん次の言葉をおっしゃるものですから、実際に英語に訳す事が出来たのは、全体の1/5程度 それで良かったです
その後、聖具室に連れていってくれてセジヨ(クレデンシャルに押すスタンプ)を押してくれました

靴下を購入 スマホアプリ(ConvertPad)活躍
穴開き五本指靴下対策として靴下を購入しました
この日は土曜日とあって午後にはスポーツ用品店が閉まっていたのですが、夕方に開いている運動靴店を見つけ入店 靴下を買いたいと思ったのですが、サイズ表記はヨーロッパ仕様!サイズが分からなくて困っていたところで思い出したのが「ConvertPad」というスマホアプリ 主に外貨換算用に使っていたのですが、靴サイズ換算表もありました
安心して靴下を購入 これを五本指靴下の上にはいて穴開き靴下も大丈夫です
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