アルル (Arles) →モンペリエー (Montpellier) →ラ・サルヴタ・シュル・アグー (La-Salvetat-sur-Agout)

Arles(アルル)Saint-GillesGallargues-le-MontueuxMontpellier(モンペリエ)Saint-Guilhem-le-DésertSaint-Jean-de-la-BlaquièreLodèveLunasSt Gervais sur MareMurat-sur-VebreLa Salvetat sur Agout

マルセイユ

 広島から羽田・フランクフルト経由でマルセイユまで
 フランクフルト空港着は5時20分、緊張の入国審査を無事通過してドイツへ入国 マルセイユ行きのルフトハンザは16時30分発なので待ち時間は11時間!フランクフルトの市街は以前の乗り換え時間のときに見て回ったので、今回は空港内でダラダラと時間をつぶします 

フランクフルト空港でマルセイユ行きの飛行機を待っています 美味しいビールをいただいても、なかなか時間がたちません😅
やっとマルセイユ行のルフトハンザに乗ります
マルセイユ・プロヴァンス空港に到着
リュックが無事ターンテーブルに出てきました 
トレッキングポール等があるので機内持ち込みはできないし、リュックの生地を守りたいのでビニール袋(ゴミ袋)で包んでいます
マルセイユ・プロヴァンス空港
ここからバスで市内に向かいます
TOINOUで昼食
シーフード
生カキもいただきます 
あたったら怖いので、量は少なめ

Arles(アルル)

 マルセイユからアルルの道の出発点アルルまで電車で向かいました 
 車窓からは、ゴッホの絵を連想する燃えるような糸杉が何本か見えてきました 

アルルの道の出発点、アリスカン(Alyscamps)墓地
映画「永遠の門 ゴッホの見た未来」を見ていたら、ここでゴーギャンと言い争うシーンが撮られていました 
墓地の入り口にある事務所で出発地点のセジョ(スタンプ)をいただきます
これがセジョ
出発地点の標識
ローマとサンティアゴそれぞれへの距離
ローマ時代の円形競技場
サン=トロフィーム教会(世界遺産)前広場
この公園もゴッホによって描かれているようです
CAFE VAN GOCH
ゴッホが「夜のカフェテラス」のモデルにしたカフェ、チーズと白ワインをいただきました ワインは500ccのボトルです、日本にもこのサイズが入ってくれるとちょうどよい😀
チーズと白ワイン
ゴッホ「夜のカフェテラス」

 去年(2018年)銀の道で出会ったシルヴィーとダニエルが、一緒に歩こうとパリ近郊の自宅からアルルまで来てくれました 
 この後楽しく2週間一緒に歩くとともに、フランス語のできない私にとって頼もしい仲間になってくれました 

再会を祝して乾杯🥂
クレープ(ガレット?)というものを初めて食べました
今日の宿
Appartement Place Paul Doumer
場所が分からなかったので電話をかけたのですが、なかなか話が通じずチェックインまでちょっと時間がかかりました
部屋は広々としています
宿の洗面台にある水道は何故か七色に光っています 
目に悪い(T_T)

Arles(アルル) → Saint-Gilles(サン・ジル)5/16(木) 

20.8km、30,588歩  

 いよいよ歩き始めます あまり変化のない道でちょっと退屈 
 メールで予約していたサン・ジルのアルベルゲに行くと、「予約は知らない」との一点張りで泊めてくれない 仕方がないので公営アルベルゲに移動 結果的にこれが正解でした 
 アルルの道の別名の一つにサン・ジルの道という名前があるそうです 

ローヌ川を渡って出発
フランスの「赤白」マーク
途中は特に何もありません
サン・ジルに到着
これはサン=ジル修道院で、「世界遺産 フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」に登録されているそうです 
到着すれば、とりあえずビール!
予約していたのに 「知らない」と言い張り続け(ダニエルたちも予約していたのに断ら
れた)、 泊めてくれなかった最低のアルベルゲ
La Pause du Pèlerin
ということで、こちらの公営アルベルゲに一緒に泊まりました
Maison des Pèlerins Marcel Avignon
オスピタレイロ(世話人)さん手作りの夕食 この方に修道院も案内していただきました こちらの宿に移ったのが大正解でした🤗
アルベルゲにあった、巡礼路道路標識の説明
フランスエリアの標識です
右上から反時計回りに、正しい道・この先左折・違う道・遠くから見ると標識に見える花

Saint-Gilles(サン・ジル)→ Gallargues-le-Montueux (ガラルグ・ル・モンテュ)5/17(金) 

30.9km、45,408歩
(累計 51.7km、75,996歩)

門を抜けてサン・ジルを出ていきます 
頭上には木の柵
沢山の標識が導いてくれています
ワインのシャトー
寄りたいけど我慢
ブドウの灌漑設備は行き届いています
イベリコ豚ではありません 土をなめているようにしか見えないのですが??
ここらにも闘牛場があります
見た目では分かりませんが、この日は雨で道路の土が粘土状になっています 靴の底に泥がへばりついて大変!滑りやすくて危険でもあります😅
サンティアゴまで1,604kmだそうです
Gallargues-le-Montueuxでの宿、Air bnbで予約しました
Air bnb Yolanda
村のレストランでサンティアゴパスタ
ホタテ貝の貝柱がたくさん入っていて美味

Gallargues-le-Montueux (ガラルグ・ル・モンテュ) → Montpellier (モンペリエ)5/18(土)

34.4km、50,641歩
(累計 86.1km、126,637歩)

ヴィドゥルル川
美しい流れです
ちょっとした丘を登ります
St-Christolの村
ここで休憩

カフェでエクレアを頼んだら、「売っていないので、先のお菓子屋で買って」と言われたので買ってから帰ってカフェのテラスでいただきました 
持ち込みOKというより、持ち込み前提という感じ
お菓子屋さんでエクレアを買って、ショーウインドの写真を撮らせてと言ったら、綺麗に並べてくれました😀

アルルの道はフランスの長距離ハイキングコースの一つGR653として整備されています
頭部の取っ手を回して水を出します
都会のモンペリエに入っていくので、Via Domitiaの電停からトラムに乗ってモンペリエのCorumまで行きます
奇麗なトラム
モンペリエでは黄色いベスト運動の方々がいました、この日は土曜日
ダニエルたちとお別れになるので街のレストランで一緒に食事
段差が奇麗
今日の宿
Auberge de Jeunesse Montpellier
受付カウンターにパスポートを忘れていたら、スタッフの男性が部屋まで持ってきてくれました 

Montpellier (モンペリエ) → Saint-Guilhem-le-Désert (サン・ギレム・ル・デゼール) 5/19(日) 

31.5km、46,357歩
(累計 117.6km、172,994歩)

 モンペリエの郊外のSource,Grabelsまでトラムとバスを乗り継いでいく予定ですが、今日は日曜日 バスの時刻をネットで見ると朝8時半の次は4時間後になっている!
 慌ててチェックアウトしてトラム電停の自販機で切符を買ってトラムに飛び乗ると、大勢の係員が社内検札に乗り込んできました 持っているチケットを見せると怪訝な顔 どうもそれは領収書でチケットは自販機の取り出し口に残してきたようです 不正乗車のペナルティは厳しいと聞いていたのでどうなるかと心配していると、係員同士で相談して何とかおとがめなしとなりました 

Euromedecineのバス停
ここでトラムからバスに乗り換え
8時28分に遅れたら大変なことになります 
バスは時刻になっても来なかったので心配になりましたが、少し遅れて到着しました お客は私一人だけ
標識に従って歩きます
菜の花畑
馬が警戒しています
こういう道ばかりだといいのですが
ミネラルウォーターが無くなってきたのでお店で買おうとしたら、「もう昼休みだからレジを閉めた」とのこと
困ったなと思っていたら、空になったペットボトルにサーバーから水を入れてくれました ありがたいです
少し歩くと、公園に水飲み場がありました😅
立派な幹をもったブドウの木
Le Pont du Diable
11世紀に作られた橋 訳すると「悪魔の橋」
橋げたが岩と一体化している!
La Grotte de Clamouse
洞窟探検ツアーもあるみたい
エロ―川の景観は変化に富んでいます
St-Guilhem-le-Désertの宿
Gîte du Club Alpin Français
宿のお母さんに教えてもらった地ビールのお店 ビールは二種類、つまみは無料でどんどん出てきます 
ご近所の方も沢山飲みに来ていてお店は賑やか 飲んでいると宿のお母さんも飲みに来ました

Saint-Guilhem-le-Désert (サン・ギレム・ル・デゼール) → Saint-Jean-de-la-Blaquière(サン・ジャン・ド・ラ・ブラキエール) 5/20(月) 

27.6km、40,539歩
(累計 145.2km、213,533歩)

観光客が多いSaint-Guilhem-le-Désertも早い時間は人通りがありません
この山に向かって歩いていきます😆
この岩山の裏を通って越えていきます 坂は急😅
さすがに転落防止用の柵があります 風がキツイ!
突然城壁が 地図に載っていません
車が入ってこないようになっています
Arborasの村のカフェで休憩
料金は決まっていません 志です 
イノシシからの避難所?
これと同じものが沢山あります
Saint-Jean-de-la-Blaquière が見えてきました
今日の宿
Gîte Municipal Saint-Jacques
受付は町役場でしてくれます そこにサングラスを忘れたので取りに行くと、ちゃんと預かってくれていました
レストランもカフェも休み(この日は月曜日なのですが)なので、宿の皆で町の駐車場に停めているトレーラーのピザ屋さんからピザを買って夕食 デリバリーしてくれません😅
食料品店などのお店も全部休みだったので、パンの入手方法を町役場の女性に相談すると、パン屋さんがどこからかデリバリーで持ってきてくれました ありがたいです 同宿の人にも分けてあげました



パンと町役場

Saint-Jean-de-la-Blaquière(サン・ジャン・ド・ラ・ブラキエール)→ Lodève(ロデーヴ) 5/21(火) 

18.7km、27,481歩
(累計 163.9km、241,014歩)

Saint-Michel de Grandmont 
中庭
日本のと同じような石室?
ストーン・サークル?
特徴のある地層
Lodèveが見えてきました
サン=フュルクラン聖堂
ロマネスク建築の重厚な教会
ここで昼食
サンドウィッチ
リンゴの「フジ」です 他のリンゴより値段が少し高い
今日の宿
Gîte d’étape La Soulondre
なかなか見つかりませんでした
宿の前はこんな感じ
看板は無く、インターホンに書かれた小さな名前だけ 
他の宿泊者も宿を探して近くをウロウロしていました
中庭が奇麗、右側のドアを開けて入ったダイニングルームで夕食を頂きました 部屋に入るときは、靴を脱ぎます 
夕食は鴨のグリルとベークドポテトにサワークリームをつけたもの どちらも凄く美味しかった😋🍴💕
デザートも美味しかった

Lodève(ロデーヴ)→ Lunas(リュナス) 5/22(水) 

17.4km、25,571歩
(累計 181.3km、266,585歩)

ここらで標高は600m
色んな花があります 一番上の花は一見キノコかと思いました
宿の隣の小さなレストランで昼食
今日の宿
Gîte Le Redondel
宿泊費15€という公営並みの安さで泊まれました 大変親切で、朝食のヨーグルトやゆで卵をくれたり、翌日の宿もしっかり予約してくれました
二段ベッドの二人部屋を一人で使いましたが、他に泊まる人は居なかったです

洗濯物は裏の路地に干しています 誰も通らないそうです😅
町のシャトーレストラン
ここは高そうなので行きません
郵便局の窓口は、午前中2時間しか開いていません 切手が買えない!

Lunas(リュナス)→ St Gervais sur Mare (サン・ジェルヴェ・シュル・マール) 5/23(木) 

22.3km、32,794歩
(累計 203.6km、299,379歩)

 ずっと標高が高いところを歩いています 
 途中別コースを利用したりもしていますが1,000m前後の山を何回も登り降りします ピレネー越えは一山過ぎれば終わりですが、何回も続くと結構ハード 急な登り降りでは極端にスピードが落ちますが、何とかスケジュールどおりに歩いています😅

この日は高いところを避けて別ルート 出勤途中の昨日の宿の従業員の方が私を見つけて車を止め、道が違うと心配してくれました
ガソリンスタンドにスーパーマーケットが併設されていますが、まだ開いていません
色んなトレイルコースがあってそれぞれがしっかり歩けます ルートもオフラインマップアプリ(MAPS.ME & GURU MAPS PRO)がしっかり示してくれました😀
ちゃんとした登山道
廃線となった鉄橋ではなくて、石橋の上を歩きます
トンネルも通りますが、なかは真っ暗で300m位 ちょっとスリルがあります
ワンコが水溜まりでクールダウン
後ろからは、馬に乗ったお姫様
St Gervais sur Mareに到着
町の通りにむき出しのガソリンスタンド⁉️
到着してからのビールとワインはお約束😀
町役場(メリーといいます)で、宿の鍵を受け取ります
今日の宿
Gîte Communal Le Chalet
町役場で受け取った鍵を使って入ります
部屋はゆったり、キッチンもきれいです
泊まったジットにはカズオ・イシグロの本 私は読んでいませんが、フランスでは結構読まれているのかな?
アルザス地方から来た、スタンとアンリ 英語は出来ません😅ただ、真ん中のスタンは翻訳アプリを駆使して会話を日本語に訳し盛んに話してくれます😀
二人とも歩くのが速くあっという間に追い抜かれてしまう😮

St Gervais sur Mare (サン・ジェルヴェ・シュル・マール) → Murat-sur-Vebre(ミュラ・シュル・ヴェーブル) 5/24(金) 

27.7km、40,773歩
(累計 231.3km、340,152歩)

この日は代替コースが無いので、標高1,000mの道28kmをおとなしく歩きます

町の狭い通りに大型バスが入ってきます
ホタテ貝で作った矢印
何年かかってこんな格好に出来上がったのかな?
家のなかを巡礼路が通っているのか?巡礼路の上に家を作ったのか?
スタンが写真を撮ってくれました
この辺りにはたくさんの滝 
日本だったら三又(美又)の滝とか名前を付けそう
この先にチーズ農家 建物が見えないので結構遠いのかな?
宿泊の受付をしてくれた町役場
宿代12€を払いましたが、結局これは返ってくることに❗
ボタンを押す度に近所中に響き渡る電子音が鳴るATM、防犯のためでしょうがやりにくい😅800€おろしたのですが、全部20€札で40枚!まあこの方が使い勝手は良いでしょう
この日の宿、
Gîte communal de Murat-sur-Vebre
地下部分がジットです 
宿に入ると、何とシルヴィーとダニエルが‼️
1日分後ろを歩いてきていたのだけど、私に会いたいとタクシーで来てくれたらしい😀うれしいです🤗
このジットは電気設備が古くて、しょっちゅうブレーカーが切れてしまいます😅翌朝ダニエル達が町役場に「こんな状態だと世界各国からくる巡礼者に恥ずかしい❗」という話をして、結局宿代が返還されることになりました 私としては、屋根のあるところで一夜過ごせれたので良いのかな?と思ったけど、ありがたく返還された宿代を受けとりました😅
近くのレストランでみんなで夕食
夕食デザートのアイスクリーム🍨
こちらでは、一度に二種類のアイスクリームを頼むのがスタンダードのようです 料金はあまり変わらないみたい 
そういえば以前レストランでバニラアイスクリームだけを頼んだ時に、「一種類だけなの?」と不思議な顔をされました😮
右側の可愛らしいアイスクリームは同宿のエマヌエルさんのもの 彼女は若い頃東京三田のレストランで働いていたことがあって日本語が出来ます‼️こんど熊野古道を歩きたいと言っていました 52歳と言っていましたが、30代にしか見えない若々しさ❗一緒に歩いていたパートナーはマークというイギリス人で、一所懸命フランス語を使っていました😀

Murat-sur-Vebre(ミュラ・シュル・ヴェーブル) → La Salvetat sur Agout(ラ・サルヴタ・シュル・アグー)5/25(土) 

25.7km、37,748歩
(累計 257.0km、377,900歩)

交差点にある沢山の種類の標識!残念ながら方向を示す情報が無い😅
苔がいい感じに生えています
道の水溜まりにいる沢山のオタマジャクシ 銀の道にもいたけど、ちゃんと蛙になるまで水は枯れないのだろうか?
卵からここになるまで大丈夫だったので、これからもOKかな?
倒木を切断して歩けるようにしてくれています
Laouzas(ラウザ)湖
ロバートさんが作った橋なのか?ロバートさんのための橋なのか?
曇っているけど、木々の葉っぱは輝いて見えます😀
飲み水をみんなでいただいています
避難小屋かな?
町のパン屋さんのウィンドウにディスプレイとして置いてあったパンの山
五穀豊穣のお祭りの時にでも皆で食べるのかな?
観光案内所でGiteの受付をしてもらう 無料でWiFiを利用させていただいた ここは近所の小学生達のたまり場になっていて、インターネットで遊んだり絵を描いたりしていました😀



中は暖房も利いていて快適です 個室が3つあってこの部屋に一人で寝ました
今日の夕食はシルヴィー手作りのズッキーニとエビが入った大きめのオムレツ、もちろん美味しいですよ😋🍴💕
ワインはスーパーのマダムオススメの地元のワイン🍷でいうことなし‼️

Posted by walkingosamu