イグアスとインカ帝国へ

2006年12月23日~2007年1月3日の12日間でイグアスとペルーに行ってきました

  月日 行程
1日目 12月23日(土) 広島→成田→ロサンゼルス→
2日目 12月24日(日) →サンチャゴ→ブエノスアイレス
3日目 12月25日(月) ブエノスアイレス→イグアス
4日目 12月26日(火) イグアス→ブエノスアイレス→リマ
5日目 12月27日(水) リマ→クスコ→ユカイ
6日目 12月28日(木) ユカイ→オリャタイタンボ→マチュピチュ
7日目 12月29日(金) マチュピチュ→オリャンタイタンボ→ユカイ
8日目 12月30日(土) ユカイ→クスコ
9日目 12月31日(日) クスコ→リマ
10日目 1月 1日(月) リマ→イカ→ナスカ→イカ→リマ
11・12日目 1月 2日(火)~3日(水) リマ→ロサンゼルス→成田→羽田→広島

広島→成田→ロサンゼルス→

2006年12月23日(土)

ブエノスアイレスまでの40時間の移動が始まりました
 広島の自宅を朝5時10分に出発
 広島空港から成田への便が少ないことから、成田に9時半に着く便に乗るしかありません。成田での乗り換え時間が7時間もあります
 17時のANA006便に乗って、日付変更線を越えていくと、ロサンゼルスには同じ日の朝10時に到着です

ロサンゼルスでの入国審査は、長時間かかります
 予想していたものの、ロサンゼルスでの乗り換えはひどかった
 一旦アメリカへの入国手続きが必要なため、入国審査の長蛇の列に並びます。列は遅々として進まず、並んでいた列を担当していた係官が途中で休憩に行ったきり、次の係官が来ないため、また、他の列の最後に並ばされる
 顔写真を撮り、指紋も採取しているので時間がかかるけど、指紋のリーダーが性能が悪く、読み取りもスムーズに行っていない。どこのメーカの指紋リーダーなのだ
 何とか、審査をとおり、12時30分のLAN601に乗るために、空港内をスーツケースをひきずって、ダッシュ
 何とか間に合いました

→サンティアゴ(チリ)→ブエノスアイレス

2006年12月24日(日)

サンティアゴで乗り換えて、やっとブエノスアイレスへ

 L.A.からのLAN601便は、深夜リマに途中着陸した後、サンティアゴに朝6時35分着
 サンティアゴ 7時45分発のLAN405便に乗り換えて、約1時間でブエノスアイレス・エセイサ空港に着きました
 飛行機に乗っていた時間だけで、通算25時間

サンティアゴ空港

 向こうのアンデス山脈を越えれば やっとブエノスアイレスです

ボカ地区をちょっと覗いて、夜はアルゼンチンタンゴ

カラフルなボカ地区

ボカジュニアのホームスタジアム
 マラドーナもこのチーム出身

ラ・ベンタナ
 夜は、ここでアルゼンチンタンゴショーを楽しみました
 この日は、クリスマスイブでしたが、特に普段と変わりは無い様子
 このお店のHPは、こちら

 ステージは素晴らしかったです
 歯切れの良い音楽と踊り
 ステージは、あまり広くないので、踊りの途中でダンサーの足が、譜面台にぶつかったりしていました

バンドネオン奏者は、カルロス・ラサリ
 日本にも演奏旅行に来ているようです。いつまでも聴いていたかった

クリスマスイブの大通り
 皆さん、家でお祝いをしているようで、人通りがありません

ブエノスアイレス→イグアス(アルゼンチン側)

2006年12月25日(月)

イグアスまでは、約2時間のフライト

 向こう岸はウルグアイですが、海のような広さで全然対岸が見えない巨大なラプラタ川の川畔を通って、ブエノスアイレス公園空港へ。国内線の空港は、昨日到着した空港とは別でした
 ホテルで作ってもらったボックスランチを、空港で食べようと開けてみると、なんとおにぎりが入っていました

翼の下にイグアスの水煙が見えてきました

イグアス空港
 田舎の停留所という風情です

このトロッコで滝の近くの駅まで行きます

イグアスは、圧倒的な水量(今日は、アルゼンチン側から)

名前の由来(現地語で、「大いなる水」)のとおり、雨期で水の量は、圧倒的でした

イグアス

 トロッコの駅から、鉄製の橋を約10分歩いていくと、段々水の音が大きくなり、目の前に巨大な水の流れが現れます
 展望台は、「悪魔ののど笛」の真上にあり、足元を滝の水が流れて、迫力満点

 下の「悪魔ののど笛」から、暖かい水煙が吹き上げてきています

 雨期なので、雨が降ってきました。更には、雷も
 避難する場所も無く、無防備な橋を渡って帰らないといけないのに、こんな所で落雷に会いたくありません
 展望台で雨に濡れていた女の子に、ちょっと傘のサービス

ホテル(Sheraton Iguazu)からも滝が見えます

イグアスの夕景(ホテルの部屋から)

イグアス(ブラジル側)→リマ

2006年12月26日(火)

イグアスの滝を堪能します

 アルゼンチン・ブラジル・パラグアイの3つの国の国境地点を通り、ブラジルに入国
 午前中はたっぷりイグアスの滝を堪能します

ブラジル側から、悪魔ののど笛に近づいていきます

滝のそばまでこの橋で行けます
 水しぶきでマイナスイオンたっぷり

 滝に向かって岩ツバメが突っ込んで行きます 
 流れの裏に巣があります

ボート($75)で滝に突っ込む
 本滝の手前の滝ですが、威力はすごい       
 カッパを着ていても、下着までグッショリでした

 昼食は、ブラジル名物のシュラスコ・レストランでおいしいお肉を

レストランのトイレ
 何故か立派なソファーが???

ブエノスアイレス経由でリマへ

イグアスから、ブエノスアイレス公園空港へ、そしてエセイサ空港までバスで行ってから、リマへの飛行機に乗りました

イグアス空港から乗ったLAN4033便

ブエノスアイレス・エセイサ空港
 夜の8時です

リマ→クスコ→ユカイ(聖なる谷)

2006年12月27日(水)

リマをサラッと眺めて

リマ市役所
 クリスマス週間なので、バルコニーには、キリスト生誕の人形が飾られていた

日本大使館
 占拠事件があった場所から別の場所に移転し、超厳重な警備施設が設置されている

ミラ・フローレス地区
 太平洋です。この向こうに日本がある

いよいよクスコへ

リマ ホルヘ・チャベス空港
 この旅行中、7回立ち寄ります

クスコ空港のターミナルビル
 標高3,400mなので、高山病予防のため、ゆっくり歩きます

ホテル ポサダ・デル・インカ
 クスコから峠を越えて、標高が低いユカイのホテルに泊まります

コカ茶
 ホテルの受付に置いてありました
 高山病に有効です

広場では、地域対抗?サッカー大会
 ユカイは、町というより村という感じの所です
 ホテル近くの教会の隣の広場で、サッカー大会が開かれていました
 祭りという感じで、すごい盛り上がってます
 長靴でやっているので、滑って転ぶ人が続出

応援団です
 各チームにそれぞれ応援団が付いています
 この応援団は、女の子の団体
 恥ずかしそうに、一所懸命に応援しています

こんな怪獣のような応援もいます
たぶん地元伝統のものでしょう

チームのひとつです
 この覆面をかぶっていると、よく見えないと思いますが?

ユカイ→アグアスカリエンテス→マチュピチュ

2006年12月28日(木)

さあ、今日はマチュピチュへ行きます

オリャタイタンボ駅までの道路が工事中のため、列車が途中まで迎えに来てくれます

ウルバンバ川に沿って列車は進んでいきます

 雨期に入っていて、川の水量は多く、茶色の水が濁流となって勢いよく流れている
 この水は、アマゾンに入り大西洋まで流れていきます

 途中で、斜面に小さな遺跡がたくさん現れてきます

マチュピチュ入り口にあるハイラム・ビンガムのプレート

 マチュピチュ発見日(1911年7月24日)が刻まれている

「マチュピチュ」

 坂道を登っていくと、急に目の前にあの「マチュピチュ」が
 それぞれの区画でインカの人たちが過ごしていた風景がイメージされます
 建物は、今でも屋根を葺くとそのまま生活できるので、「遺跡」とは呼ばないのだそうです

段々畑(アンデネス:アンデスの語源)
 これが麓の川沿いまで続いています
 標高差が大きいので、温度差も大きく、色々な種類の植物を育てていたらしい
 そういえば、「ジャガイモ」も「とうもろこし」も南米が原産地で、大航海時代にヨーロッパに伝わっている
 それまでヨーロッパの食生活というのはどの様なものだったのだろうか?

マチュピチュに住んでいるリャマです

ワイナピチュ峰 
 時々雨が降る天候で、山裾から霧が立ち上がってきています

太陽の神殿
 隙間無く、きっちりと石が積み上げられています
 インカの石工技術は素晴らしい

インティワタナ
 マチュピチュの中で一番高いところにあります
 これは、日時計と考えられている
 これにより、農作業のスケジュールを王が決めていたようです

円筒形の石筒
 インカには車輪が無いということですが、これはコロの役割を果たしているよう

アグアス・カリエンテスの温泉入場券
 今日は、マチュピチュの麓の町、アグアス・カリエンテスに泊まります
 アグアス・カリエンテスという名前自体が「温泉」と言う意味です
 入場料は約350円
 日本人には、ちょっとぬるめのお湯で、なかなかあたたまりません
 湯船(プール?)の底は、砂でした

 ホテルの各部屋はコテージ風に敷地の中に建っています
 部屋のヒューズが切れて、取替え中
  (久しぶりに見る光景です)

マチュピチュ→アグアスカリエンテス→オリャタイタンボ→ユカイ

2006年12月29日(金)

もう一度マチュピチュへ行きます

ハチドリ
 宿泊した、マチュピチュ・プエブロホテルの庭には、ハチドリが住みついています

部屋のテラス
 テラスの前は、ジャングルのような風景

今日は天気が良いです

屋根を葺いている建物もあります

グッバイボーイ
 マチュピチュから麓に降りるバスに向かって「グッバーイ」と呼びかけます
 
 バスは道路をジグザグに降りていきますが、彼らはショートカットをして降りてきますので、降りきるまで何度も同じ子供と会います

麓に着くと、バスに乗ってきてチップを集めます

アグアスカリエンテスの街の中をペルーレイルが走ります

日本製 
 「OSAKA JAPON KINKI 1962」と刻んであります

 アグリエスカンテスを後にして、オリャタイタンボに帰ります
 ディーゼル機関車の煙が、マチュピチュに続いているよう

帰りの列車の中
 まず、インカの踊りです

続いて、ナント乗務員によるファッションショ
 この服を車内販売します

オリャタイタンボに帰ってきました

オリャタイタンボ
 タンボは、宿場の意味

一番上にある巨大な石造り
 宗教上の施設らしいが、高さが4mあって、岩と岩の間に細い石を入れて接合している

遺跡の向かい側の岩山
 人の顔の形を彫っている
 右側は昔の食料庫

ユカイ→クスコ

2006年12月30日(土)

聖なる谷を通って、クスコまで

 ユカイのホテル(ポサダ・デル・インカ)の中庭には、近所の人が店を広げている

 控えめに売っており、静かに朝の散歩がてら見て回ることが出来る

インカの民族衣装を着て、リボンを編んでいる

タンボ・マチャイ
 聖なる泉という名前の遺跡
 水が湧き出てきているが、どこから流れてきているかは未だに解明できていません

サクサイワマン遺跡
 ここで夏至のころ「インティライミ(太陽の祭り)」が行われる

クスコに到着

コリカンチャ(太陽の神殿)

 インカの神殿の石組みの上に、スペイン人が教会(サント・ドミンゴ教会)を建てている

こちらは、教会部分
 スペインらしいデザインです

こちらは、石組み部分
 さすがインカ。剃刀の刃も入らない精密さです

12角の石
 複雑にかつピッタリと石が組み合わされている
 この通りはこのような石組みが連なっている

アルマス広場のカテドラル
 クスコで最初の教会

アルマス広場での女性交通警官
 凛々しいです

ラ・メルセー教会では、結婚式が行われていました

スーパーのショーケース
 一番下の棚のビールは、一升瓶サイズです。日本にもあれば嬉しいのだけど・・・

 クスコのビール(クスコビール)は、なかなかいけます

夜はペーニャ(エル・トゥルーコ)でフォルクローレ
 本場のフォルクローレは、やっぱり最高

踊りもあります

クスコ→リマ

2006年12月31日(日)

クスコの中央市場

今日は大晦日
 クスコの市場の商品もとっても豊富で色鮮やかです
 朝から買い物客も多く大変賑わっています

勤務中?のお巡りさんも朝食中

こちらはジュースコーナー
 おばちゃん方が、てぐすね引いて待っている

教会の前でローソクや紙ふぶきを売っている

 黄色が幸運の色だということで、神様へのお供え物も黄色のものが多く売られています

日本料理店
 それにしても沢山の鍵

 インカコーラを頂きました。炭酸はコカコーラより弱めで、甘さは強めです
 このコーラも黄色です

今日は標高3,600mのクスコから海岸沿いのリマへ

 クスコ空港にアメリカ政府の専用機がやってきました
 このおかげで、我々の搭乗口が変更になったり、 出発時間が遅れたり・・・

リマのシェラトンホテルの部屋から
 大晦日の夕日が太平洋に沈んでいきます

ナスカ

2007年 1月 1日(月)

 今日は、ナスカへのツアー
 AERO CONDORの双発機に乗ってリマからまずイカまで行きます
 イカの飛行場は南の島にある手作りの飛行場という雰囲気

この飛行機で、リマからイカに来ました

イカの空港
 木造です

 イカでこのセスナに乗り換え、ナスカ地上絵を見に行きます
 滑走路までは人力で移動

 荒涼とした砂礫の上を飛んでいると、突然操縦士が日本語で叫びだした

 「宇宙人」「ハチドリ」「猿」等々地上絵を教えてくれている。乗っているみんなも「本当だ」「すごーい」
「わからなーい」「あれだよ」とひたすら叫んでいる

 この絵が何故描かれたのかは未だに定説は無いようだけど、古代の人が作った地上絵が現在まで
残っていることは、やはりすごい

 1時間半のフライトを終えて飛行機はイカの飛行場に帰ってきた

 操縦士は二人います

宇宙人

ハチドリ

ミラドール(観測塔)と木
 観測塔の上に見えるのは、南北アメリカ大陸を縦断するパンアメリカンハイウェイ  

イカの飛行場に着陸

 砂漠の中にあるオアシスに行きそこで休憩
 このオアシスには大きな池もあり、子供が泳いでいました。周りが全部砂漠なのに、これだけの豊富な水があるのはすごいです

砂漠の中に突然の池
 周りでは、サンドバギーを乗って遊んでいる人もいます

オアシスでの、まったりビール  

リマ→ロサンゼルス→成田→広島

2007年 1月 2日(火)

成田から羽田乗継は危機一髪

 リマを深夜の1時30分にロサンゼルスに向けて出発

 今回はロサンゼルスでの乗継時間も十分あって、空港内で走らないで済みました

 しかし、成田への到着が遅れ、更には成田から羽田へのリムジンバスも満員で乗れません
 これでは羽田から広島に飛ぶ最終の飛行機に間に合わないとあせっていると、航空会社のカウンタから我々を呼ぶアナウンスが聞こえてきた

 行ってみると、同じような境遇の人と一緒にジャンボタクシーを手配してくれるとのこと。さすが
日本のANA(今回は航空会社のツアーです)、素晴らしい。リムジンバス乗車券相当のお金を払って乗せてもらった

 羽田のチェックインカウンターに滑り込みセーフ。連絡が届いているようですぐに搭乗し、飛行機の
中でやっとゆっくり

 無事に広島まで帰ることが出来ました

Posted by walkingosamu